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見えない制度。


Nさんが事務所をたたむということで
お疲れ様の飲み会をした。

Nさんはコンピュータがでる前の広告業界で
アートディレクターとしてたいへん大きな仕事をした人。
還暦を超えた今となっては、
技量はあるけれど、職人気質の昔の人ということになる。

だからといって事務所をたたむこと自体は
哀れんでもいけなし、喜んでもいけないと気づく。
事務所をたたむから不幸、拡張するから幸せという図式は、
あまりにも画一的だ。

有名な話がある。

「1492年って何の年?」って尋ねると、
「コロンブスがアメリカ大陸を発見した年」と
答える人が多い。

しかしそれは西洋側から見た“ものの見方”
ではないだろうか。
アメリカ大陸にずっと昔から住んでいる先住民側から見ると、
1492年は突然知らない国から
大きな白い肌の侵略者がやってきた年となるはずだ。

事務所をたたむとことで次の世界が広がる人もいるし、
事務所を大きくしていても、
人や金や競争に追われて夜も眠れない人もいる。

世界は一人ひとりの心の持ちようでできているのだ。
他人が判断することではない。

私たちは知らず識らずの内に、
一歩的な見方に縛られすぎている。
私はそれを「見えない制度」と呼んでいる。

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