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若冲は、今が現代だ。

京都は相国寺で開かれいる「若冲展」へ行く。
月曜日、開館と同時に入った。

「動植綵絵三十幅」を1点1点じっくり見ていく。
過剰な描き込み、贅沢に使われている顔料、
氾濫する色に息がつまりそうになる。

ところどころに、見るもへ挑むかのような謎も隠されていて、
感動と困惑の果てに、
若冲の術中に堕ちていく自分を発見する。

展示場ははやくも人であふれ、
溜息や驚嘆の声があちらこちらで漏れてくる。

その中の誰かがいった。ーーー「かっこいい」

若冲が呻吟しながらも「動植綵絵三十幅」を描き上げたのは
江戸時代に違いないが、
若冲の絵は古典として私たちを魅了しているのではない。
いまの音楽、いまのファッション、いまのアートと
同じものとして私たちを魅了している。

若冲の絵は今が現代なのだ。

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