« 師匠について。 | トップページ | すばらしきトップの姿。 »

大ヒット御礼の、その陰で。


804347681_172


804347681_64


誰かが華やかに見えるとき
その人はかげの力に支えられている。
かげになった人の気持ちを思い、
昔の人は、「さま」をつけて心の中で頭を下げた。
だから、おかげさまは、ありがとうと同じ意味に使われる。
必要なものは、地味に見える。

これは「必要なものは、地味に見える」という
秋山晶氏の名コピー。

5月10日の土曜日から
映画「能登の花ヨメ」の石川先行ロードショーが
始まった。
当日は田中美里さん、白羽監督の舞台挨拶もあって
5会場のほぼすべてで満員御礼の盛況となった。

翌日からは能登地区の巡回上映が始まって、
初日の穴水では、午後1時からの上映にもかかわらず
朝の8時半からお客さんが集まりはじめて、
上映2時間前の11時にすでに満席となった。

2回目の上映も満席。
追加上映の3回目もほぼ満席で、
異例の入場者数を記録した。

http://www.hokkoku.co.jp/news/HT20080512401.htm

しかしこれは、私たちだけの努力の成果ではなく、
人目につかない地味なところで懸命にがんばってくれた
数々の「おかげさま」のおかげなのだ。

撮影前、何度も書き直してくれた脚本家、
撮影がはじまると、カメラマンや照明や音声、
さらにスタッフの送り迎えやロケ弁や飲み物の用意や
交通整理など、ベストな撮影環境を
整えてくれた製作の人など。
他にもスタイリスト、メイク、演技事務など、
映画にクレジットされているすべての人々。

それだけではない。
最高のロケ地を案内してくださった方、
撮影時の炊き出しやエキストラなど、
ボランティアで集まってくださった方々。
能登の花ヨメ米を世に送りだしてくれた方。
店を貸し切りにしてとびきりの海の幸の俳優さんに
ふるまってくださった方。
熱烈な報道を展開してくださったテレビや新聞の方々。
チケットを売ってくださった方々。

想像を超える入場者となり混乱した上映会の当日も、
舞台でスポットライトを浴びている人のかげで、
拡声器をもって入場整理をしている人、
入場できなかったお客様に頭をさげている人、
昼食もとらずに次回の回の準備をしている人、
緊急で整理券を作成して発行している人、
次回の上映のために案内板を作成している人がいた。

そのすべての人のおかげがあるからこそ、
大混乱をした上映会にもかかわらず、
苦情の電話は1本もなく、
「良かった」「泣けた」「ありがとう」と
みなさんに映画を楽しんでいただけたのだ。

火曜日に、配給会社の方から
大ヒットおめでとうございます。
というメールがはいった。

金沢の劇場上映が、土曜日よりも日曜日、
日曜日よりも月曜日の成績がいいというのだ。

映画「能登の花ヨメ」は
石川では話題になっている、ニュースになっている。
しかしそのすべてを支えているのは
めだたないところでがんばってくれている
人たちのおかげということを忘れてはいけない。

感謝すると口で言うのは簡単だ。
しかし言うだけでイスにふんぞり返っていれは
おかげさまの人たちに見放されてしまう。

子供は親の背中をみて育つ。
部下は上司の背中だけを信用する。
人は口先の言葉や顔ではなく
背中で判断する。
人を動かすのは口先の言葉ではなく、
寡黙な行動しかないのだ。

私たちも感謝を口にするだけでなく
もっともっとみなさんといっしょに今まで以上に
汗をかかなければと思った。

オレがつくった、私がつくった映画ではないのだ。
みんなで作った映画なのだ。
そのみんなの映画に賭けた熱意が感動を呼んでいるだ。
たくさんの方に支えらてできあがった映画なのだ。

岩崎宏美さんが歌う映画の主題歌「始まりの詩、あなたへ」は
「ありがとう、あなたへ」
というフレーズからはじまり、
「心からありがとう、あなたへ」
というフレーズで終わる。


|

« 師匠について。 | トップページ | すばらしきトップの姿。 »

能登の花ヨメ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大ヒット御礼の、その陰で。:

« 師匠について。 | トップページ | すばらしきトップの姿。 »