フォームという、抱負。
年が明けました。おめでとうございます。本年も、みなさまにたくさんの良いことがありますように、新年のご挨拶を申し上げます。
さて、昨年ほどまわりの方に感謝した年はありませんでした。家族、事務所のメンバー、友人、そして諸々の関係者の方々。人は自力で生きているわけではなく、 人との関係性のなかで生きているとはわかっているつもりだったけれど、 実は人のチカラがあってなんとか今があるんだと改めてわかった一年でした。輝くとは、輝かす光が外から注がなければ 輝かないんですね。 ありがとうございます。
さて、いろいろなことが頭を横切る新年ですが、今年はフォームを変える努力をしようと思っています。見た目のファッションのことではありません。日々の生き方、物事への取り組み方、人への接し方、その型を改めて見つめ直そうと思っています。フォームがぶれるとロクな結果になりません。これは何もスポーツの世界だけの話ではなく、すべての物事にいえること。あの色川武大さんも、「大切なのはフォームだ」と書いています。
ところで写真は、お世話になっている大阪寿司「夷左翁」の大将から頂戴したお酒。年中、ほとんど休みもなくお仕事をされている大将が、時間を見つけて『能登の花ヨメ』を見てくださった。大将は能登・珠洲の出身。ずっと前から上映を楽しみにされていたのだ。鑑賞後、丁寧なお手紙をいただいて、家にこのお酒が送られてきたのです。お礼と書かれた熨斗をつけて。
「映画を見たら、能登へ帰りたくなったでしょう」
「いえいえ、能登へ行ってきました」
こんな言葉をさらりといえるなんて、本当に素敵です。同時に、自分の言葉の腰の弱さが浮き彫りにされる思いです。
元日、起きてテレビをつけるとロクな番組がない。年末もそうだった。夜はほとんどテレビにしないで、落語のDVDか、ハードディスクに録りためていた番組を見ていた。駅伝にもまだ早い。そうだ「初芝」を見よう。立川談志師匠のビデオを取り出す。なんども見ているけれど、中盤からどんどん引き込まれる。そしてオチ。ジーン。うん、やっぱりフォームだ。フォームが大切だ。
本年も、よろしくお願いいたします。
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