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2009年2月

ステンカラーコート。


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バーバリーの、何の変哲もないステンカラーのコート。今から20年以上も前、2年間アルバイトをしたお金をもってヨーロッパへ40日間の一人旅にでた。日本からまず到着した地がロンドンで、私はボンドストリートへ向かって本店でこのコートを買った。


どうしてバーバリーのコートが欲しかったのかまったく記憶がない。バーバリーに思い入れはなかったし、特に好きなブランドではなかった。でもそのとき私は、確かに目的のある人の足取りで本店へ向かい、オフホワイトかモスグリーンか迷って、こちらを選らんだのだ。


店員はジェントルマンで、痩せ細った東洋の若者を慇懃に迎えてくれたけれど、私がほしいサイズは売ってくれようとはしなかった。店員がすすめるのはジャストサイズのコート。ブリティッシュの本場だから当然といえば当然だ。しかしその当時の日本ではオーバーサイズが主流だったのだ。だぶだぶのスーツ。だぶだぶのコート。だから私はワンサイズ大きめのコートを求めたが、店員は「NO」といってジャストサイズを薦めるばかりだ。金さえ出せば何でも言う通りになると思ったら大きな間違いだということは良くわかったけれど、そう言われれば是が非でも買いたくなる。若気の至りだった。かなりの時間、交渉した。そして何とか希望のサイズを手に入れた。


しかし二十歳そこそこの若造に、プレーンなステンカラーコートは似合うわけがない。ときには癇癪を起こして、洗濯機で丸洗いするとか、小さな袋に詰め込んでわざとくしゃくしゃにするなんて無茶なこともしたけれど、このコートはなついてくれず、そっぽをむくばかりだった。


大学を出て、社会人になって、毎年コートの季節になると、一度は試してみる。しかしどうもしっくりこない。着ていてぎこちない。つまり着こなせていないのだ。毎年、試みるが、今年もダメ。今年もダメ。そんなことを繰り返して20年。本当に媚びないコートなのだ。


ところが今年は、すっとなじんでくれた。違和感がない。20年たってやっと着こなすことができたのだ。なんだかうれしくて、うれしくて。20年間、手放さずに良かった。今年はこのコートばかり着ている。

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蛇の足、4。


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なかなかできないこと。
でも大切なこと。

男の修行は、一生、つづくのです。

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久しぶりの金沢の夜。


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撮影前は、毎月のように通っていた金沢も、最近はトンとご無沙汰になってしまって、実に8ヵ月振り。北陸放送のM部長のご案内で、浅の川沿い、主計町の空海へ連れて行っていただいた。主計町は金沢になるお茶屋町のひとつで、川からはせせらぎが、建物からは三味の音がもれてくるという、実に風情があるところなのだ。


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M部長と食事をするのも実に8ヵ月振り。撮影前は毎月のようにお会いしていたのに。しかしあいかわらず美食家で、包容力があって、笑顔が素敵で、うれしかったなぁ。私はM部長といっしょにいると安心して子供のように楽しむことができるのだ。ご案内していただいたお店「空海」は、刺身や蟹やのどぐろや白子の他に、カチョカバロのチーズやスープカレーもあったり、メニューが実に豊富。しかもどれも旨いし、値段もお手頃。本当にいいお店でした。


浅の川を渡って、向岸のバー「輝」へ着く頃には、韓国の映画界でがんばっているS君も駆けつけてくれて、撮影中の話で盛り上がる。S君ともほぼ1年振りの再会。元気そうでうれしかったな。ご無沙汰していても、久しぶりであっても、笑顔で迎えてくれる友がいることは、本当にありがたいことです。


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写真 → イラスト!

Ameri


Ameri2

真を一瞬でイラストに変換するサイトがあります。

面白いです。

我が家の愛犬をイラストにしてやると
可愛くてたまりません。

ダウンロード不要。
もちろん無料。

みなさんもお楽しみください。

http://www.befunky.com/


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蛇の足、3

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一番最初にできたコピー。一番最初に売れた作品。これ、個人的にけっこう気にいっています。

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クラプトン、なのだ。


エリック・クラプトンのコンサートに通うようになって、もう何年たつのだろう。ざっと振り返ると20年にもなるかな。昔からのファンに比べると、まだまだ若い方に違いないが、クラプトンも年をとったけれど、私も年をとった。


そんなことを考えながら2年振りのクラプトンを見ていた。大阪城ホール。2デイズともチケットは抑えていたけれど、初日は東京出張になったのでカミサンと娘に譲る。アリーナのチケットだったから少し残念だった・・・・。でも。クラプトンはアリーナの10列以降で見るのなら、いっそスタンドのHかIエリアの前列で見るのがいいなぁ。


今回はブルースナンバーが多くて良かった。この人は紆余曲折の人で、コンサートも毎回出来が異なる。個人的には細部を詰めて濃密に展開されるワールドツアーのような構成よりも、アジアか日本だけの小さなツアーで、気のあったメンバーがひょいと集まってブルースをギグするような軽い感じのステージが好みなのだ。その意味では今回は良かった。個人的には「Nobady Know You」なんか聞けるとは思わなかったので素直に喜んだ。ブルースを歌って、聞かせた2時間。ええ感じ、クラプトンは、これでいいのだ。

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ビルボードで、ヒロリン。


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ビルボード大阪という極上の空間で、お酒などをいただきながら、岩崎宏美さんのライブを堪能。今回もおっさん二人は、ヒロリンの歌に癒され、励まされ、元気をもらったのだった。ありがとう!ヒロリン様!!


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アルファロメオ1979。


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箱根スカイラインで取材中、さっそうと走ってきたのが赤いアルファロメオ。近くの展望台に止まったので吸い付けられるように近寄ってみると、運転されていたのは初老のご夫婦!ご主人のT氏は白いヒゲにハンチングが決まっている。あまりの恰好良さに、初対面にもかかわらず声をかけ、あれやこれやお話を聞くうちにモデルとして撮影までさせてもらった。


そのとき思ったな、こんな夫婦をめざしたい!


タイトルの年号は、私が勝手につけたもの。30年前のアルファロメオってT氏がおっしゃっていたから。

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夜間飛行で、エルスケン。


月刊誌の取材で、行ってきました。雲は厚くて、骨がきしむほど寒かったけれど、冬戯れた景色がとてもいい感じです。


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最後は、大好きなエルスケンをまねして一枚。


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雑炊の恨みは、怖いよ。


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先日、桂吉坊ちゃんと食事に行った。吉坊ちゃんが「繁昌亭輝き賞」を受賞したお祝いとか、落語会の打ち合わせとか、撮影の打ち合わせとか、会って話すことはいっぱいたまっていたのだ。で、河豚を食べにいった。実は私、「ふぐ鍋」を演る人と、一度いっしょに「ふく鍋」を食べてみたかったのだ(笑)。


ミナミのある老舗の河豚屋さんを予約した。数年前までいろんな方に連れていってもらっていたお店。私も何度か利用させてもらっていた。今回久しぶりに予約してみると、幾分値段がリーズナブルになっていて、河豚好きにはありがたい話しなのだ。


で、湯引きをいただき、てっさをいただき、塩焼きなんぞもいただき、てっちりになって、さあ、雑炊だ。いつも鍋を引き上げて店の方が作ってくれる。今回も鍋を引き上げて、でてきたのはそれぞれに茶碗1杯分の雑炊。数年前は雑炊をつくった鍋ごとでてきたのに。


少し嫌な予感はした。そして嫌な予感はあたった。おかわりをすると店の人は1杯分しかないというのだ。なんでやねん、ということである。おかしいやろ、ということである。


河豚好きは雑炊好きと決まっていて、雑炊を美味しくするために細心の注意を払って食べるものだ。我々も河豚の身にしろ、野菜にしろ、歯ごたえがちゃんと楽しめるグッドタイミングで鍋からとりあげて食べていた。隣の客のように、話に夢中になって、野菜はトロトトだわ、鍋の出汁は煮詰まるわ、そんな食べ方はしていない。少し黄金色をした出汁がたっぷりとあったのだ。なのに1杯しかたべることができないなんて・・・。あの出汁で茶碗1杯分しかとれないなんておかしい!


その後、いく店いく店で私はその愚痴を吐きまくっていた。どの店とは書かないけれど、雑炊の恨みは、怖いよ。

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