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2009年3月

Moving is My Life.


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去年は1年の3分の1は家にいなかったよねと娘が言った。3分の1は大げさとしても、最低でも月に5〜10日は出張にでかけていた。昨年の年間フライト数は軽く100回を越え、さらに新幹線などJRにもよく乗った。本当に移動の多い年だった。


今年も移動の多い年になりそうだ。現に今日も朝一のJALで東京へ来て、さっきまで打ち合わせをして、いま羽田空港についたところ。木曜日からは淡路島へ1泊の取材に出かける。


移動は苦手じゃない。苦痛でもない。貧乏性なのでじっと一ヵ所に留まっている方がどちらかといえばしんどい。アイデアは移動中に浮かぶことが多いし、移動と移動の間、時間が限られると思うと仕事へもすばやく集中できる気がする。


とはいえ、私がこのように飛び回れるのは、家をしっかり守ってくれるカミさんや家族がいるからだ。家族だけではない。私が自由に動けるように、不在の間にケアをしてくれたり、代わりに打ち合わせをしてくれたり、細かい作業をコツコツとこなしてくれる社員がいるからだ。そのことは、何があっても忘れてはいけなと思っている。


人がスポットライトを浴びているときには、その陰でスポットライトをあてている人がいる。私が動いているときには、家や事務所で動きやすい状況を整えてくれている家族や社員がいるのだ。人間、ひとりで何でもできるものではない。いろいろな人と支え合い、カバーしあって事が進んでいくのだ。家族に感謝、社員に感謝、なのだ。


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仕込み終了。


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昨日の日曜日、自宅で仕込んだのは石けん。そう、石けんは自分の手でつくった、無添加無香料ものしか使わないようにしているのだ。石油のカスからできた石けんなんぞでカラダを洗うことができますか。


レシピは、オリーブオイルとパームスオイルとココナッツオイル。その割合によってさっぱり系かしっとり系に仕上がっていく。これでほぼ1年分。1ヵ月ほど乾燥させればできあがりです。


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蛇の足、5

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湖の国、水の里へ。


月刊誌の仕事で近江へ。 川端のある暮らしを取材する。

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湖西に位置する小さな町、針江。 非常に綺麗な地下水が湧き出すところで、町では水を【生水】(しょうず)と呼び、昔から大切に利用する暮らしがある。家には川端があって、家の中にあるものを内川端、外にあるのを外川端と呼んでいる。湧き出した。一番きれいな生水は壺池(つぼいけ)へ、壺池の水はお料理、野菜の洗い水に、 また、洗顔や風呂に使われる。 あふれた水は端池(はたいけ)へ流れる。この端池にはたくさんの鯉が飼われていて、料理の野菜くず、鍋釜の米粒などは鯉が餌として食べ水を浄化するのだ。鯉がきれいにした端行の水は家の前の水路に入り、そして隣の端池に入り、また水路に戻りやがて琵琶湖に流れて行く。水路の水そのものがとてもきれいで、水の中には緑鮮やかな藻が育ち、藻の間には小魚が住み、鯉が悠々と泳いでる。夏になると鮎が登ってくる。

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なるべく洗剤は使わない。その昔は砂や灰で洗った。今でも油ものは、地域の住民で創った石けんを利用する。川上の人は川下の人を思って水を汚さないようにし、川下の人を川上の人を信頼して水を使う。 人間の上下関係ではなく、川の流れの上下が思いやりと信頼関係を育んでいる。水を中心にした文化をいろいろお聞きして、その暮らし方に、仕事を離れて、ひとりの人間としてたいへん感銘を受けた。


そして驚くなかれ、この町の人は、水道水を飲んだことがないというのだ。水道水は車を洗うものとおっしゃる。この地域の人は長寿だ。そして80歳、90歳を超えた方のお肌、シワは確かに走っているけれど、つるつるだ。

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