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2009年5月

緑と、苔と、餃子。


明日と明後日は鬼怒川で月刊誌の取材。さすがに大阪からは遠いので、今日から前のりとなった。カメラマンと二人、羽田空港からレンタカーで日光へ。途中、バケツをぶちまけたような豪雨。前がまったく見えなくなる。今年の夏も、こんな集中豪雨が多発するのだろうか?

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鬼怒川のホテルへ入る前に日光東照宮へ。空気は冷たく、凜としていて霧雨に濡れた緑や苔がとても鮮やかで美しい。思わず深呼吸をする。日光東照宮の拝観料が1,500円ということにおののいて踵を返して宇都宮へ。私は一度、宇都宮餃子を食べたかったのだ。

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「幸楽」がお休みだったので近くの「正嗣」へ。前に並んでいる女性に食べ方を聞くと焼き餃子ダブル(2人前)にライスに水餃子1人前が宇都宮の定番の頼み方という。ちなみに水餃子は、タレ、酢、ラー油を好みで入れて、最後にスープとして飲むのが宇都宮流とのこと。


「大丈夫、ペロっと食べられますよ」その女性がおっしゃる通り、ペロっと食べてしまいました。

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ヒロリンからダンダンへ。


土曜日の午後、シンフォニーホールへ。岩崎さんが結婚をされてから初めての大阪でのコンサート。これは何をおいても駆けつけて、一言おめでとうをいわなければ。ということで「京都フィルハーモニー室内合奏団 with 岩崎宏美」を観に行く。

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岩崎さんの歌声はオーケストラに映えます。アコースティックライブもシンプルで良かったけれど、ストリングスとの相性は抜群だと思う。「思春期」「シアワセノカケラ」「始まりの詩 あなたへ」「聖女たちのララバイ」などは、いろいろな思い出を呼びながらぐんぐんココロにしみこんでくる。相変わらず回りには目頭の抑える方が多くて、これもここ最近の岩崎さんの客席のおなじみの光景となっている。


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終演後、ご挨拶。さすがに大きなコンサートだったので、朝日放送の芦澤アナなど、たくさんの方で大混雑。白羽監督といっしょに結婚のお祝いを申し上げる。


その後、あわててサンケイホールブリーゼへ。「立川談春25周年スペシャル独演会」を観る。「おしくら」も良かったけれど、やはりは「紺屋高尾」だった。とくに後半、自分の素性を高尾に告白する場面。演じている談春師本人の目から涙が・・・。演出か、感極まってか。会場全体がかたずを飲むように談春師に見入る。すばらしかった。

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般°若 ( パンニャ ) のカレー。


朝一のJALで東京へ。午前中に桜新町あたりで打ち合わせ。その後、下北沢へでて「般°若 」のカレーをいただく。「 般°若 」と書いて「パンニャ」と読む。お世話になっている松尾貴史さんがオーナーのカレーのお店。オープンはこの春だったけれど、なかなか世田谷界隈へ出向く用事がなくて、今日、やっと「 般°若カレー」のデビューとなったのだ。

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このカレー、恵比寿の「バーまはから」の渡辺さんと共同開発したということだから、おいしくないわけがない。一口食べて、その期待は裏切られなかったですな。野菜とスパイスーの見事なハーモニー。口へ運ぶたびに、さまざまなスパイスがはじけて、辛や酸や甘などが百花繚乱!その上、さらとして食べやすく、かといってスープカレーとは一線を画するコクが楽しめる。こんなカレーは大阪にはないですね。


メニューは「チキンカレー」「ほうれん草とカッテージチーズのカレー (チキン入り)」「チキンとキーマのハーフ&ハーフカレー」「限定5食のカツカレー」があって、どれにしようかと迷ったけれど、限定という言葉にひかれてカツカレーを注文。あっという間にたいらげる。もう一皿くらいは軽くいけるな。これは嘘ではない。事実、数年前の真夜中、松尾さんが共同経営するバー「cloded」で、メニューにあった3種類のカレーを全部食べた経験があるもんね。それくらいうまい。

般°若
東京都世田谷区北沢 3-23-23
下北沢シティハウスⅡ 1F
03-3485-4548
(さぁ、シーハー、こよいシーハー)

定休日 月曜日 
午前11時30分〜午後8時まで。

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その後、下北沢で打ち合わせ。飯田橋へ移動して打ち合わせ。最終の飛行機で帰阪した。東京のマスク率は圧倒的に低いのには逆に驚いてしまった。

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落語会のご案内。


5月の末と6月の中頃に
桂吉坊さんの落語会があります。


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5月29日(金) タユタウまん坊大阪記(吉坊まん我2人会)
開 演:18:30
料 金:当日のみ2000円
会 場:朝陽会館(JR大阪天満宮・地下鉄南森町)
出 演:桂吉坊「質屋芝居」ほか一席
    桂まん我「野崎詣り」ほか一席
    桂佐ん吉「開口一番」
問い合わせ:タユタウまん坊事務局 06-4792-7015

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6月13日 吉坊ノ会 〜何故か昼夜〜
会 場:山本能楽堂(谷町4丁目)06-6943-9454
番 組:昼の部(14:00〜)
    「開口一番」桂佐ん吉
    「女放談」内海英華
    「強情」「高津の富」桂吉坊
    夜の部(18:30〜)
    「開口一番」桂吉の丞
    「女放談」内海英華
    「肝つぶし」「宿屋仇」桂吉坊
料 金:前売各2000円 当2300円
問・ご予約:http://www.kichibo.net/
    または06-4792-7015 吉坊ノ会事務局

みなさ〜ん、ふるってお越しくださいね。
当日、私たちもお手伝いに伺います。

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インタビュー連載、始まる。


各界の一家言を有するこだわり人にインタビューをしてまとめるという仕事の依頼があった。宝酒造の「一刻者」という焼酎のプロモーションのお仕事。う〜ん、前任者から交代ということだし。う〜ん、著名人が多くて気をつかいそうだし。う〜ん、取材は大阪ではなさそうだし。普通なら二の足を踏むところ。でに喜んで引き受けたのは、できることをなぞるような仕事ではないと思ったから。いままでの仕事より倍以上も気をつかわなければならず、下準備も、構成もたいへんだ。しかしこの苦労は、きっと自分をさらに向上させると思ったから。


恰好をつけるわけではないけれど、仕事は何か魅力があるものでなければやる気がわかない。それがお金でもいいけれど、お金以外のことでも、例えば発注者が魅力的とか、作業の内容に魅力があるものは
どんどん引き受けたいと思っている。今回は、タイヘンそうだけど、そのタイヘンさが将来の自分のためになると判断したのだ。


私の第1回目のインタビューがアップされました。お相手はラグビーの平尾誠二さん。とってもフランクで、こんな言い方は失礼かもしれませんがチャーミングな方でした。 ぜひ、ご覧ください。

宝酒造の「一刻者」こだわりの頑固者紹介

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私の好きなシャツ。


仕事で京都へ行くことがあったので、時間をみつけて「モリカゲシャツ」へ寄った。そして白いシャツを2枚ほど買った。私のシャツ、スーツに合わせるシャツではなく、スーツ以外のときのシャツは、ここモリカゲシャツのものが多い。カラーは白というオーソドックスでストイックな色がメインなのに、ディテールでひと工夫を楽しむという、適度な遊び心が気に入っているのだ。シンプルなだけのシャツはつまらないし、遊び心だけのシャツはもうしんどい。


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しかしOFFの日で温かいシーズンなら、圧倒的にアロハシャツの出番が多くなる。特に日本の夏は、亜熱帯というよりもう熱帯だと思っているので、アロハの開放感がたまらなく心地よい。できれば仕事にも着ていきたいと思っているくらいだ。


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とはいえ、アロハシャツを選ぶのはむずかしい。たいてい、ハワイへ行ったときにまとめ買いをするのだけれど、ハワイでもなかなかいいモノにめぐりあうことはできない。絵に描いたようなチンピラが着るような柄はとうてい趣味ではないし、かといってヴィンテージショップのアロハは目玉が飛び出るくらい高い。ならばとショッピングモールの専門店へ向かうのだが、そこの新作物はアロハ本来のスピリッツを忘れたものが多い。


ハワイの地元の人が来ているアロハは本当に素敵だ。けっこう地味な色合いと柄が多い。しかしまわりの情景に良くあっていて、チンピラの匂いは微塵もしない。スーパーで買い物をしている、そんな年配の方が着ているアロハを欲しいと思うのがだ、観光客ではなかなか出会えない。地元の方が着ているのだからどこかで売っているはずなんだろうけれど、それがどこなのかわからない。ひとつ確かなことは、アラモアナショッピングセンターやカラカウア通りの店には絶対に売っていないということだ。


地元の人が来ているのと同じ気分のアロハが欲しければ、教会や学校のバザーで年代ものを買えばいい、タダみたいに安い、と片岡義男氏はエッセーで書いていた。次にハワイへ訪れる機会があれば、そんなバザーを探してみようと思っている。

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フリマ日和。

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はじめてフリーマーケットというものに出くわしたのは、ロンドンだった。22歳の春で、2ヵ月弱ほどヨーロッパを一人でまわる旅の出発点がロンドンだった。


飛行機がロンドンについて、ホテルまでバスで送ってもらうと、他の旅行客はさっそくロンドンの前へ散っていったけれど私はなかなかホテルから動くことができなかった。
「君は観光へいかないの」
空港からホテルまでだけの添乗員は、冷めた目でココロのこもっていない言葉をかけてきた。
「ええ、時間はたっぷりあるので、あわてる必要はありませんよ」
精一杯の強がりをいったけれど。 実は初めての外国で、しかもひとりだったから異国の地にびびって、孤独と不安で足が前へでなかったのだ。


その夜は長いフライトと緊張からくる疲れで早くに寝た。だから翌朝は早くに目が覚めた。フラフラとまだ寒いロンドンの朝の町に飛び出してあてもなく通りはひょいと曲がると公園があって、そこで小さなフリーマーケットが開いていたのだ。そのときの私は若かったので、小さな名もなき品の価値を見る目はもっていなかった。しかし一見ガラクタとも思えるものなかから、流行や情報の左右されることなく、自分の好みのものを一生懸命にさがしているロンドンの人々の姿は素敵だった。だからまねてみようと一生懸命店を見てまわった。それがフリーマーケットの愉しみの最初の出会いだった。

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それからというものいろんな地へいくたびに、フリーマーケットや市を探しては訪れるようになった。 我が家の家族も大好きで、昨日はFM802が主催しているフリーマーケットへ行った。日本のフリマは、リサイクルというより家の在庫処分市という趣だから、なかなか食指がうごくものに出会わない。都会の市より、地方の市、日本のフリマより、海外のフリマの方が一軒一軒の店に個性があって楽しい気がする。しかし昨日は朝一番からかけつけたせいだろうか、けっこうアタリで、Tシャツ5枚、ハワイアンのアロハシャツ、そして何よりラルフローレンのカシミア100%のマフラー、それも新品を格安で手にいれることができた。


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フリマは面白い。今日こそはと思ってでかけると肩すかしを食うけれど、期待しないときは思ってもみない収穫に恵まれる。フリマは人生に似ている。いや、悪女に似ているといった方が正しいかもしれない。

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