私の好きなシャツ。
仕事で京都へ行くことがあったので、時間をみつけて「モリカゲシャツ」へ寄った。そして白いシャツを2枚ほど買った。私のシャツ、スーツに合わせるシャツではなく、スーツ以外のときのシャツは、ここモリカゲシャツのものが多い。カラーは白というオーソドックスでストイックな色がメインなのに、ディテールでひと工夫を楽しむという、適度な遊び心が気に入っているのだ。シンプルなだけのシャツはつまらないし、遊び心だけのシャツはもうしんどい。
しかしOFFの日で温かいシーズンなら、圧倒的にアロハシャツの出番が多くなる。特に日本の夏は、亜熱帯というよりもう熱帯だと思っているので、アロハの開放感がたまらなく心地よい。できれば仕事にも着ていきたいと思っているくらいだ。
とはいえ、アロハシャツを選ぶのはむずかしい。たいてい、ハワイへ行ったときにまとめ買いをするのだけれど、ハワイでもなかなかいいモノにめぐりあうことはできない。絵に描いたようなチンピラが着るような柄はとうてい趣味ではないし、かといってヴィンテージショップのアロハは目玉が飛び出るくらい高い。ならばとショッピングモールの専門店へ向かうのだが、そこの新作物はアロハ本来のスピリッツを忘れたものが多い。
ハワイの地元の人が来ているアロハは本当に素敵だ。けっこう地味な色合いと柄が多い。しかしまわりの情景に良くあっていて、チンピラの匂いは微塵もしない。スーパーで買い物をしている、そんな年配の方が着ているアロハを欲しいと思うのがだ、観光客ではなかなか出会えない。地元の方が着ているのだからどこかで売っているはずなんだろうけれど、それがどこなのかわからない。ひとつ確かなことは、アラモアナショッピングセンターやカラカウア通りの店には絶対に売っていないということだ。
地元の人が来ているのと同じ気分のアロハが欲しければ、教会や学校のバザーで年代ものを買えばいい、タダみたいに安い、と片岡義男氏はエッセーで書いていた。次にハワイへ訪れる機会があれば、そんなバザーを探してみようと思っている。
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