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2009年6月

輪島の名民宿「深三」。


給付金が支給されたので何に使おうかと相談すると、旅行がしたい、おいしいものが食べたいと家族が言う。娘が「だったら能登へ行きたい」「深三へ泊まりたい」というので、この週末、金沢・能登へ家族で行ってきた。


旅行といってもたいした予定はなく、「深三」でゆっくりして、おいしいものをいただくことが最大の愉しみ。「深三」はまだまだ若い夫婦が二人できりもりしている民宿。旦那さんは父の意思をついて、サラリーマンを辞め、まったく畑違いの民宿経営に飛び込んだ。料理人の経験はもちろんない。すべてゼロから。旦那さんと奥さんの人柄の良さが何よりの財産で、輪島の漁師さんや農家さんたちに愛されていろいろなことを学んで、料理も接客も一級の域に近づこうとしている。


建物は部屋が4つというこぢんまりしたものだけれど、地元の檜やあすなろやスギをふんだんに使った総拭きうるし造りが大きな特長。磨き上げられた床を歩けば、うるしの心地よさが伝わる。風呂は天然の輪島の温泉で、壁と天井も総拭きうるし。良質な湯はもちろん、木のアロマがなんとも心身を癒してくれるのだ。料理は地の魚、地の野菜、地の米、それを漆の器で出してくれる。漆の普段使いの愉しみに、私はこの民宿でめざめたのだ。それでいてとてもリーズナブルなお値段で泊まることができる。こんないい空間を旅の目利きが放っておくはずがなく、芸能人やアート関係のお客様も年々増えているという。

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『能登の花ヨメ』の企画中も、撮影中も、撮影後、私たちはここのご夫婦にたいへんお世話になった。そして応援していただいた。だから撮影後、家族を連れて行くと、家族もとても気に入ってくれた。「深三」へ泊まるためだけに能登へ行く、我が家にとってはそれだけの価値のある民宿なのだ。


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走るレストラン。


木曜日の朝一のJALで東京へ。終日、打ち合わせ。年末までの取材場所がほぼフィックスされる。北は北海道から南は九州まで。いろいろな地を訪れることができそうだ。愉しみ。


その夕方、久しぶりに東京駅から新幹線に乗って名古屋へ。東京駅に最近誕生した、話題のラーメン店を集めたラーメンストリートのことを思い出し、あわよくばという期待とともに、ものは試しとのぞいてみたけれど、並んでいる人の多さにびっくり。どの店も1時間待ち以上!ラーメン1杯に一時間も並べるか! と心の中で啖呵をきって大丸の地下でお買い物。新幹線に乗るときの最近の定番。30種類の野菜サラダと松阪牛の牛めし。これはこれで美味い。


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名古屋のホテルで1泊して、翌朝から撮影。昼に時間があいたのでカメラマンと何を食べようかと相談。ひつまぶしという案もあったけれど、「蓬莱屋は1時間待ちは覚悟」と地元に人に言われて、そんな元気はことさらないので、ヨコイでスパゲティー。知っている人は知っている、名物スパゲティー。ミラネーズにミンチカツをトッピング、というのがその日のランチ。初めてのカメラマンもその味にびっくり、感動した様子だった。


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うれしい「そ」。


午後、打ち合わせから戻ると1通の封筒が届いていた。桂吉坊さんからだった。中をあけると、な、な、なんと枝雀師匠の手ぬぐいが!!


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吉坊さんからの手紙を読むと(この手紙もあたたかいものなんだなぁ)、この前の「吉坊ノ会」、志代子師匠が本当の愉しんでおられて、この手ぬぐいを私に渡してほしいと言付けられたとか。


なんとありがたいことか。


思い起こせば、私が落語を好きになった一番のきっかけは枝雀師匠だった。まだ、枝雀寄席が始まる前、親戚のにいちゃんが「青菜」と「天神山」、「寝床」と「親子酒」、2枚のLPを貸してくれて、それをテープに録音して寝る前に毎日のように聞いていた。その後も「枝雀寄席」「枝雀十八番」など、枝雀師匠を追っかけて、上方落語を親しみ、愉しんできた。


そのお方の手ぬぐいを頂戴できるなんて。


これも一期一会を大切に、感謝をこめて、精一杯取り組んできたおかげか。事務方、裏方としては、まだまだいたらぬ点がたくさんあるけれど、これを励みにもっといい状況づくりに取り組もうと決意を新たにする。


「ああ、おとうさんがこの場をつくってくれはったんや」
打ち上げの時、志代子師匠が明るい声で、何度もそうおっしゃった声がいまも甦る。

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芝居を観たあと、芝居をしていた方と。


土曜日、「江戸の青空」大阪公演2日目、夜の回へでかける。前評判が上々で、とても期待して出向き、その期待はまったく裏切れることはなく、というより期待を超えるすばらしさでした。


ホンが本当によくできていたなぁ。


私は上方落語ほど江戸落語には明るくないので、私の知らない噺がいくつも入っていたのだろうと思うけど、知らないからといって楽しめないことはまったくなくてひとつの芝居としてもよくできていたと思う。終演後は松尾貴史さんの楽屋へ。ご挨拶とお礼を申し上げる。


その後、いっしょに観劇した人たちと北新地の「なかなか」で串カツ&ワイン。もう1軒ということで「バー際」へ。 松尾さんへ誘いのメールを入れると「よろこんで」といううれしいお返事。松尾さんが合流されて、その後、「バー際」で2時過ぎまで。芝居のことについて。落語会のことについて。あれやこれや。途中、あのキューピーちゃんも久しぶり拝見。

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店をでてから、松尾さんとふたり、小雨のなか、やっぱり行きますかということで「香川」でカレーうどん。ありがとうございました。


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華麗なる男?


昨日の午前、堂島の代理店で打ち合わせだったので昼は北新地の「榊原」でセイロンカレー(水曜限定)。ここは薬味をたっぷり入れていただくのだ。やっぱりうまい!

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今日、東京出張だったので恵比寿で途中下車して「まはから」でキーマカレー。さすがにうまい!

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午後、世田谷で作家・半藤一利先生のインタビューを終えて、下北沢へ足の伸ばして「般°若」でほうれん草とカッテージチーズのカレー。とってもうまい!

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食べるだけ食べてそくさくと夜の飛行機で帰阪する。 今日の昼、「まはから」で、マスターの渡辺さんに今日の計画を話して、
「なんてカレーなる男なんだろう」
と言うと、渡辺さんから一言、
「カレー馬鹿!」
と切り替えされる。馬鹿でいい。うまけりゃね。

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吉坊ノ会。


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吉坊の会昼の部

桂佐ん吉 たぬさい
桂吉坊  強情
 中入り
内海英華 女道楽
桂吉坊  高津の富


吉坊ノ会夜の部

桂吉の丞 子ほめ
桂吉坊  肝つぶし
 中入り
内海英華 女道楽
桂吉坊  宿屋仇


昼も夜も多くのお運びをいただき、大きな混乱もなく無事終了できたことに演者のみなさま、そしてお客様に感謝、感謝です。


終了後、曾根崎へ移動して涿屋で打ち上げ。 その場で吉の丞さんから衝撃的なことを聞く。今回のお囃子のお師匠さんはシヨコさんという方で、 実はあの枝雀師匠の奥さんというのだ!! だからといって難しいところはまったくない方で、英華師匠もシヨコ師匠も終始上機嫌。涿屋の料理をおいしい、おいしいと食べてくださる。食事終了後は近所のバー「小路」へ移動して、気がつくと夜中の2時まで、みんなでわいわいがやがや。英華師匠とシヨコ師匠と私とで、「道頓堀アワー」やその時分の松竹系の芸人さんの話をしたときはアドレナリン噴出でしたな。英華師匠、シヨコ師匠、遅くまでありがとうございました。

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お見送りをしたあと、吉坊ちゃんと佐ん吉さんと私は再び「小路」へもどってあれやこれや。さすがに撃沈してしまいました。でも、本当にええ一日でした。こんな機会をつくってくれたすべての人に感謝です。


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いまは〜〜ん。


今週は昨日しか大阪の事務所にいることができないので、打ち合わせやら原稿やら、できるだけの作業をして帰宅したら3時過ぎ。あわてて寝て、あわてて起きて、朝のJALで東京へ。数本の打ち合わせと会議をすませる。


疲れがたまると、妙に濃いものが食べたくなりません?油もんとか、こってりもんとか、普段はあまり食べないようなものを。そんなの私だけ?今日は東京で泊まりなので、仕事が終わるとタクシーで人形町へ行って、今半ですきやきを食べる。


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この座敷にあがるのは何年振りだろう。数年前まではよく通っていたが。 たっぷり食べて、そくさくと九段下のホテルへチェックイン。


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出張の時にはリラックス用にいつも携帯しているお香に火をつけて、今日は、もう寝ます・・・・、たぶん(笑)。


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滝をめぐる冒険。


昨日と今日は月刊誌の取材。日光と鬼怒川をめぐる。 昨日は中禅寺湖から奥日光へ。数々の滝をめぐる。


昔から滝には興味があって、行く先々の近くに滝があると知ると足を伸ばしたものだ。日光、特に奥日光は滝銀座といいたいほど、大小さまざまな滝があると知って まずは滝めぐりの企画を立てたのだ。

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華厳の滝。竜頭の滝。湯滝。霧降の滝、などなど。滝の爆音を聞き、水の瀑布をみていると身体の奥から呼応する何かがあるとわかる。マイナスイオンとか、そんなチンケなものではない。人の60%は水でできている。身体の水が滝の水と呼応したいうことだろうか。


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