うれしい「そ」。
午後、打ち合わせから戻ると1通の封筒が届いていた。桂吉坊さんからだった。中をあけると、な、な、なんと枝雀師匠の手ぬぐいが!!
吉坊さんからの手紙を読むと(この手紙もあたたかいものなんだなぁ)、この前の「吉坊ノ会」、志代子師匠が本当の愉しんでおられて、この手ぬぐいを私に渡してほしいと言付けられたとか。
なんとありがたいことか。
思い起こせば、私が落語を好きになった一番のきっかけは枝雀師匠だった。まだ、枝雀寄席が始まる前、親戚のにいちゃんが「青菜」と「天神山」、「寝床」と「親子酒」、2枚のLPを貸してくれて、それをテープに録音して寝る前に毎日のように聞いていた。その後も「枝雀寄席」「枝雀十八番」など、枝雀師匠を追っかけて、上方落語を親しみ、愉しんできた。
そのお方の手ぬぐいを頂戴できるなんて。
これも一期一会を大切に、感謝をこめて、精一杯取り組んできたおかげか。事務方、裏方としては、まだまだいたらぬ点がたくさんあるけれど、これを励みにもっといい状況づくりに取り組もうと決意を新たにする。
「ああ、おとうさんがこの場をつくってくれはったんや」
打ち上げの時、志代子師匠が明るい声で、何度もそうおっしゃった声がいまも甦る。
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