城崎にて。
月刊誌の取材で城崎へ。今回は「文人が愛した湯」というテーマだったので、取材前に志賀直哉の『城崎にて』を読む。実は私、島崎藤村と志賀直哉はあまり真剣に読まなかった。なぜだか手が伸びなかった。食わず嫌いでありますな。しかし今回、ゆっくりと『城崎にて』を読んで、対象をきっちり見据えて言葉を選んでいることに驚く。歳を重ねるとそれまでわからなかったものが見えたり、感じたりできることがあるから、昔の小説を読み返すのは、普通の倍以上の発見があって面白い。その他の短編も、ポケットのなかにある限りある飴を惜しみ惜しみ食べる子供ように読み尽くす。
ということで初めての城崎へ。
晴→豪雨→晴→豪雨、2日間ともそんな不順な天候の中で、晴れの間に手早く撮影をするませることができたのも、この仕事も1年を超えて、カメラマンとの意思の疎通がうまくなったからか。 取材終了後、せっかくだから外湯をめぐる。さすがに7つは無理。3つでギブアップ。
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